
執筆者
Y.G.
完全未経験からの挑戦

私は2025年2月にインフラエンジニアとして就職しました。
それまでの人生で、パソコンをまともに使った経験はほとんどなく、Linuxという言葉すら入社してから初めて聞いたほどの完全未経験者でした。
右も左も分からない状態からのスタートでしたが、半年足らずで「Linucレベル1(101・102)」の両試験に合格することができました。
この記事では、私の学習の流れや感じたこと、使った教材などを振り返りながらまとめてみたいと思います。
未経験からの第一歩としてのITパスポート取得
入社してすぐの2025年3月に、まずITの基礎を身につけるために「ITパスポート試験」を受けました。この試験を通して、情報セキュリティやネットワーク、ストレージといった基本的な概念を知ることができ、IT業界の全体像をつかむ良いきっかけになりました。
とはいえ、
Linuxやサーバの実務にはまだほど遠く、当時は「サーバってどんなものなんだろう?」というレベルでした。
Linuc 101への挑戦

Linuc 101:コマンド暗記中心の勉強
ITパスポート取得の勢いのまま、次のステップとしてLinucレベル1の学習を始めました。
まず取り組んだのがLinuc 101試験です。使用した教材は、主にPing-tサイトの問題集と、最後の仕上げとしてスピードマスター問題集の2つです。
Ping-tは問題の解説が丁寧で、どのコマンドがどんな場面で使われるのか理解しながら覚えられるのが魅力でした。
01 仮想環境でUbuntuを立ち上げ
Linuxの操作に慣れるため、実際に仮想環境でUbuntuを立ち上げ、問題で出てきたコマンドを1つ1つ試していきました。
02 基本コマンドから応用まで
最初は「ls」「cd」などの基本コマンドから始まり、「grep」や「find」などの応用的なものまで、実際に手を動かすことで確実に覚えられました。
03 体験を通して理解が深まる
単にテキストを読むよりも、体験を通して理解が深まることを実感しました。
Linuc 101 試験結果と振り返り
試験の感触としては、「基本的なコマンドを覚えていれば解ける問題が多い」という印象です。
合格点は653点。
分野別では全体的に8割ほど取れましたが、「GNUとUnixのコマンド」の分野だけは6割程度でした。
暗記に頼りすぎて、実際にどう動くかを試していなかった部分が点数に表れたように思います。
それでも試験時間は十分に余り、見直しもゆっくりできました。
焦らずに解けば十分に合格できる内容です。
101については「暗記メインの試験」という印象が強く、コマンドの基本に慣れるにはちょうど良いステップだったと思います。
Linuc 102への挑戦

Linuc 102:広く、深く問われる内容
101合格から約2週間後、間を空けずにLinuc 102試験に挑みました。
こちらは101とは違い、単なるコマンド暗記では通用しません。
設定ファイルの場所や内容、シェルスクリプト、ネットワーク設定、セキュリティ、さらにはオープンソースの文化やライセンスまで、範囲が一気に広がります。
◆設定ファイルの理解
どの設定ファイルを編集すれば何が変わるのかを頭で整理するのが大変で、図にまとめたり実際に設定してみたりして覚えました。
◆Ping-t中心の学習
102対策でも基本はPing-tを中心に進めましたが、内容が広いぶん1問1問の理解が重要でした。
Linuc 102 試験結果と振り返り
試験結果は586点。
システム管理得点率 75%
ネットワーク得点率 80%
セキュリティ得点率 70%
オープンソース文化得点率 30%
ギリギリの合格でしたが、分野別で見てみると「オープンソース文化」がわずか3割という極端な低スコア。
ライセンスや団体名など、知識で覚える部分を軽視していたのが反省点です。
一方、システム管理やネットワークの分野は7〜8割取れており、実務的な内容ほど理解できていたように感じます。
二つの試験を通して感じたこと

「Linuxの勉強は手を動かすことが何より大事」
コマンドを眺めて覚えたつもりでも、実際に使ってみると「あれ?このオプションは何だったっけ?」と迷うことが多くあります。
コマンドライン上で実際に打って、結果を確認しながら進めると、自然と記憶に残りました。
学習期間について
◆短期集中なら
どちらの試験も「合格するだけなら1週間あれば可能」だと思います。
Ping-tの問題を繰り返し解き、間違えたところを復習するだけでも得点力はつきます。
◆実際の学習期間
私は業務の合間に勉強していたので1ヶ月ほどかかりましたが、集中してやれば短期間での合格も十分可能だと感じました。
◆試験当日
・軽く見直しをして早めに会場入りする
・直前は新しい問題に手を出さずに気持ちを落ち着けるようにする
・どちらの試験も時間には余裕があり、焦らずに解けば問題ない
今後に向けて
●苦手意識の克服
Linucレベル1を取得してから、Linux操作への苦手意識が大きく減りました。
業務でのログ調査や設定変更の際にも、以前より落ち着いて対応できるようになったと感じます。
●次のステップへ
今後は、より実践的な知識を身につけるためにLinucレベル2の学習を始める予定です。
IT未経験からのスタートでも、地道に学習すれば確実に成果は出ます。
私自身、最初はターミナルの黒い画面を見ただけで不安になっていましたが、今では「もっと触ってみたい」と思えるようになりました。
これから挑戦する方も、まずは恐れずに手を動かしてみることをおすすめします。
以上が、私のLinucレベル1(101・102)合格までの体験記です。













