
執筆者
M.T.
「少しくらい、いいじゃん」って思ってた

前職では、
システムを「使う側」の立場でした。業務で使う基幹システムを、外部の開発会社に一から作っていただいていました。
最初は、何度も打ち合わせをして要件を固めて、少しずつ形にしていきました。でも、実際に運用が始まってみると…
「ここをもう少しこうしてほしい」
「この機能、やっぱり欲しいかも」
そんな要望がどんどん出てくるようになって。
当時は、
要望を開発の方に伝えても 「それは難しいです」とか「できません」と返ってくることが多くて。
※たぶん、追加費用を払えば対応してもらえる内容だったと思います。
でも、現場のスタッフ(特に事務の方々)からは
「少しくらい融通きかせてくれてもいいのに」
「冷たいなあ…」
そんな声が聞こえてきて。
正直、私自身もそう感じていました。
今は「作る側」の立場に
現在、私はエンジニアとして働いています。立場が変わった今、当時の開発側の気持ちが少しずつわかるようになってきました。
使う側=前職での立場
↓
転 換=立場の変化
↓
作る側=現在の立場
「ちょっと変えるだけ」でも…
➤関連機能も一緒に修正しないといけない
一つの変更が、システム全体に影響を及ぼします
➤テスト項目が増える
品質を保つために、追加のテストが必要になります
➤リリース計画に影響が出る
スケジュール全体の見直しが必要になります
実は、全然"ちょっと"じゃないんですよね。
それに、途中から要件が増えてしまうと最初のスケジュールも、見積もりも、全部がズレてしまいます。
あの頃、考えが足りてなかったなと…
「もっと最初に要件を整理して伝えられてたら、あんなに困らせずに済んだかもしれないな…」
と、ふと振り返ることがあります。
両方経験して気づいたこと

カスタマー対応をしていた頃
前職では、カスタマー対応をしていたこともあります。そのときは、正直こう思ってました。
「お客さん、理不尽すぎる…」
自分が「カスタマー側」に立って
でも、そのあと自分が「カスタマー側」に立ってみて気づいたんです。
「ああ、自分もあんな伝え方してたかもな…」「知らないからこそ、そう言ってしまうんだな…」
だからこそ、相手の立場を想像する
・伝え方を工夫すること
・相手に理解してもらえるように、丁寧に説明する
相手の立場に立ってみること
・なぜそう言うのか、背景を想像してみる
当時の「できません」は、冷たさじゃなく「無責任なOKを出せない誠実さ」だったのかもしれません。
そして、ユーザーとしての不満も、決してわがままではなく、現場の「もっと良くしたい」という思いだったとも思います。
最後に

これはあくまで、私が経験して感じたことです。でもこういった気づきがあったからこそ、今は「作る側」としても、
「使う人の視点を忘れないようにしたい」
と思うようになりました。
これからも、伝え方や関わり方を大切にしながらエンジニアとして成長していきたいと思っています。
こんな方に届いたら嬉しいです
・発注側・ユーザーと気持ちがすれ違って悩んでいるエンジニアの方
・開発と現場のコミュニケーションに悩んでいる方
・立場を越えて、いいプロダクトをつくりたいと思っているすべての人













